

1982年発行の本「デュアルマガジン」です。
特集は「ダグラム」です!!
ちょうど時代は、ガンダムプラモブームの真っ只中。
アニメのガンダムに、リアルなミリタリーテイストを盛り込んで
「リアル至上主義」作品がどんどんプラモ改造で発表されていた時期です。
大学生はもちろんのこと、小学生まで
プラモにマーキングや汚し塗装をして、ガンプラは本物の戦車や戦闘機のような
臨場感を再現するのは当たり前。
そして、ガンダムの放映も終わり、ガンプラも種類が出尽くしたころ
次の「ポストガンダム」として登場してきた番組が「ダグラム」でした。
それに合わせて発行された新書がこのデュアルマガジンでした。
プラモ=子供 ではなく 高学年から大人までプラモを作るであろう時代を反映して
初めて?のこんな渋い「表紙」のプラモ本なんではないでしょうか?
ちなみに「ダグラム」というアニメは、スポンサーの「タカラ」と放映前から連携して
プラモや完成品トイが確実に売れるように「仕組まれた」企画でした。
なので、ダグラムデザインの大河原氏とタカラサイドで、立体に起しながらデザイン、商品開発、
そんな準備が整ってからの放送と、ただのアニメ番組ではなかったことが
この「デュアルマガジン」には書いてあります。
当時、プラモは300円から売っていた時代に680円のこの本でしたので
お小遣いで、プラモを買うか本を買うか、すごく考えてから買ってましたね。
そんな状態でしたから、本のバックナンバーが全部揃っているはずもなく
大人になって、昔のバックナンバーを探すはめになるのです(笑)
この号の表紙のソルティックイラストは、もちろん大河原氏の手によるもの。
スポンサーサイト